埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 293
■ 種類 学会発表
■ タイトル 埼玉県におけるムラサキツバメの発生とその耐寒性
■ 著者 嶋田知英    埼玉県環境科学国際センター
長田泰宣    埼玉県環境科学国際センター
   
   
   
   
   
   
   
   
   
■ 出版元
■ 出版年 2003
■ 誌名・巻・号・年 日本昆虫学会第63回大会、平成15年10月11日
■ 抄録・要旨  近年、多くの昆虫で分布域の北上や東進が報告されている。ムラサキツバメも分布地域が北上しており、1990年代以降、近畿地方に分布を広げ、1990年代後半には関東地方でも発生が確認された。埼玉県では1978年に成虫1例の記録があるが、本格的な発生は2000年以降である。  そこで、2001、2002年に埼玉県内各地の発生状況を調査した。また、越冬定着の可能性を検討するため、成虫及び蛹の耐寒性を調査した。ムラサキツバメの食草であるマテバシイが植栽されている公園や団地周辺など、県内24市町村34ヶ所で発生状況調査を行った。その結果、25ヶ所で発生が確認され、県東部の平野部に広く分布していることが分かった。また耐寒性の指標の一つである過冷却点は蜂蜜を与えた成虫で-11.5℃、無給餌の場合-9.9℃、蛹では-13.1℃となり、比較的高い過冷却点を示した。
■ キーワード ムラサキツバメ、耐寒性、過冷却点、Narathura bazalus

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